太陽光パネル再利用問題と関連銘柄

太陽光廃パネル 資源に  2019年7月1日日経産業新聞

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO46713630Y9A620C1X93000/

  1. 太陽光パネル製造装置開発のエヌ・ピー・シー(NPC)は廃棄パネルのリサイクル事業を産業廃棄物業者と共同だったのを自社単独に切り替える。
  2. 本体と部材を切り離す処理装置を使って廃パネルリサイクルと処理装置の販売に乗り出す
  3. 環境省の予測によると、製品寿命を25年と想定した場合、パネルの廃棄量は20年の2800トンから39年には77万トンに急増。パネルをどう処理するかが課題となっている

6255 NPC の記事です。当社は太陽光パネルの製造装置の会社です。株価は一時2011年ごろは2000円を超えていましたが、現在は278円と低迷が続いています。太陽光と聞くと買い取り価格が下がってきていて、全量買い取りもなくなったのでもはや投資対象ではないといわんばかりの株価になっています。

ただ、記事から見るとあと10年もすると廃パネルの処理の需要は急増するわけで、将来をにらんだ投資といえます。

ここで改めて太陽光関連銘柄の一部を整理してみましょう。

四季報オンラインで太陽電池と入力したところ54件該当、30社が出てきました。太陽光関連が売り上げに貢献度が高そうな会社の決算やPER、PEGを算出してみました。PEGの算出方法は営業利益を使って、伸び率を出して、今期予想、来期予想の平均伸び率で来期予想のPERを割って出してみました。

もちろん、この他にもシャープや京セラなども入りますが、およそ小ぶりで太陽光が業績に大きそうな会社を中心に取り上げました。しかし、そうなると、結構決算が悲惨で中々買いにくい雰囲気が伝わってきます。

NPCだけは太陽光パネルの処理装置がけん引役になると四季報に書いてあるのでここはちょっと製造側というよりかは処分側で恩恵を受けそうです。業界に対する厳しい見方やとは言っても他に業績の足を引っ張りそうなモノが出てきそうな可能性もありますが、今後耐用年数が過ぎたり、廃業したりする太陽発電事業者なども出てきそうなので注目して見てゆきたいと思います。