かんぽ生命と金融機関②

昨日かんぽ生命の不祥事に対しての怒りの投稿を行いました。

一方で大手金融機関は株価はどうなっているかを調べてみました。

、具体的にはかんぽ生命が上場した2015年11月5日の終値と2019年7月11日の終値比較と、日経平均が高値を付けた2018年10月2日と2019年7月11日の株価を配当利回りと一緒に比較してみました。

さて、上記の表ですが、かんぽ生命の上場日の終値からも、直近の日経平均の高値日からみてもやはりかんぽ生命の株価の下落率が一番激しいのがわかります。

当たり前といえば当たり前なのですが、ちょっと気になる点が3つあります。

  1. 全てにおいて日経平均が一番パフォーマンスが良い
  2. かんぽ生命は不祥事続きだが、同様に不祥事続きの野村HDが同じような株価下落率
  3. 軒並み配当利回りだけは高い

いかが思われるでしょうか?

金融機関の株式は日経平均より圧倒的にパフォーマンスが悪く、不祥事を出せば2015年からで約半分、半年前から見ても3割下落、不祥事を出さなくても2015年からは3割下落、半年前から見て2割下落です。

これでは配当を多少もらったところで株式の下落で全く役に立たないことになります。

株式を投資するうえで配当は重要な要素ではありますが、その前に投資する会社の事業がどのような状況なのかを整理する必要があります。

不祥事は論外ですが、将来性が見込めるかどうかが大きく、往々にして将来性が見込めない会社ほど配当を一生懸命出してごまかそうとする傾向があります。

将来性がよく、配当も高い会社なら文句なく買いですが、大手金融機関においては厳しいようです。

投資対象にはならないと考えます。