軽減税率とレジ関連銘柄

少し期待していた消費増税延期ですが、ここまでくると延期は難しそうです。

よって増税後の軽減税制とこれで儲かりそうな企業をいくつか考えてみました。

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/pdf/05.pdf

軽減税率についての簡単なパンフレットです

また、詳細版はこちらです

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/pdf/0018006-112.pdf

この中で抜粋しました

消費者から見ると、10月1日から増税で、アルコール1%以上の飲料、外食を除く飲食料品、週2回以上発行される新聞は軽減税率対象となります。

事業者の方は大変です、コンビニでもイートインだと外食なので10%だし持ち帰りだと8%、色々な商品が混在しているといちいち確認は無理です。

軽減税率を無難に回すためには企業の会計ソフトの更新と、レジの対応が欠かせません。

では、レジ関連で上場している会社はどんな会社があるか、四季報から見てみました。

  1. 3996 サインポスト
  2. 4431スマレジ
  3. 6457グローリー
  4. 6588東芝テック
  5. 6664オプトエレクトロ
  6. 6775TBグループ
  7. 7505扶桑電通
  8. 7919野崎印刷紙業
  9. 8793NECキャピタルソリューション

このうち今期減益予想なのがグローリー、オプトエレクトロなので外します。

サインポストは会社予想は今期36%営業増益予想ですが、7月12日に発表の四半期決算が大幅減益なため外します。

東芝テックは今期増益予想ですし、レジ関連で良いと思うのですが、5/10の2018年度決算が減益、売上が7%減っての減益なので少し様子見です。

TBグループは今期黒字予想ですが、ここ10期赤字続きなので外します。

野崎印刷紙業は今期大幅営業増益予想ですが、7/31発表の四半期決算で営業赤字転換なので外します。

となると一旦残るのが

  1. 4431スマレジ
  2. 7505扶桑電通
  3. 8793NECキャピタルソリューション

になります。

4431スマレジは今年の2月に1370円の公募価格で上場して3/15、6/14と2回四半期決算を出して増益基調なのですが、株価は低迷中です。

一株益が2020年39円程度なので8/6終値2745円だとPER70倍、今期増益率予想が営業利益で431百万円→489百万円と13%程度なのでPEGでみると5倍超、やや物足りないです。

7505扶桑電通はレジというよりかPOSシステムなどの幅広いITインフラ整備なのですが、会計分野、スマートレジも手掛けています。こちらは前期赤字なのが2019年9月本決算予想が黒字転換、一株益が242円予想なのでPERが8/6株価3330円に対して13.7倍、まずまずといったところです。ただ、2015年から5年連続で昨年度赤字なのでチョット今期の結果を見た方が良さそうです。

8793NECキャピタルソリューションですが、リース事業の中でPOSレジがあるというものなので少し遠いですが今期は増益で営業利益が12%増益です。7/30の四半期決算も増益で、通年予想営業利益が100億円予想に対して49.89億円なのでまずまず順調です。株価は8/6で1946円で一株利益が2020年3月に会社予想301円なのでPER6.5倍、PEGが0.54倍になるので意外と割安です、配当も60円予想なので3%利回りになります。

結論

軽減税率対応でレジを更新したりする需要は大きいですが、いまひとつ分散されている印象です、調べた中では4431スマレジがダイレクトにテーマ株で面白いのですが、やや割高感があり、もう少し下落するか、業績のさらなる伸びを期待したいです。でも一番の注目株です。今後も要注意です。

次に8793NECキャピタルソリューションはレジというわけではないですが、PER6.5倍と配当利回り3%、PBRは0.46倍ともはや倒産株価みたいな状態ですが上方修正が期待できそうですし悪くはないです。

こんなところでした。