トルコ投資をしたら?

今日はVISTAのTになります、トルコです。

トルコは非常に親日国家です、日露戦争時にロシアと対立していたので日本は単独で戦ったのですが、結果的にトルコが助かる原因の1つになっているので、今もトルコ大使は東京の東郷神社にお参りをするそうです。

直接助かってる日本人が知らないことも多い神社なので凄いことです。また、和歌山沖で1890年にトルコの軍艦エルトゥールル号が難破した時に地元住民が助けた話もトルコでは有名で、今でも和歌山県串本町とトルコ大使館は5年ごとに慰霊祭を行なっているそうです。

さて、そんなトルコですが、我々金融の世界では新興国であり、金利が高いことで有名です。

人口は約8000万人、GDP約8000億ドル、1人当たりGDPは約1万ドルです、イスラム国ですが、サウジアラビアとかと違い、割と寛容な国です、印象としては穏やかな人が多いイメージです。

ただ、ヨーロッパと中東の要衝に位置するので政治的にも経済的にも色々問題を抱えながら現在に至ります。

通貨は1844年から1927年までオスマンリラ、1923年から2004年まで旧トルコリラ

2005年から現在まで新トルコリラです。

なぜ旧リラから新リラに切り替えたかというとハイパーインフレのせいです。90年代には100%を超えるインフレに見舞われて通貨の数字が大きくなりすぎ、1/100万というものすごいデノミを行いました。その結果誕生した通貨です。

さて、そんなトルコリラですが、ここ10年程度の推移を見てみます。

うーむ、2007年のリーマンショック前は100円近いですね、今は18円台ですから1/5といったとこです。

では株価はどうなんでしょうか。

これは意外と堅調です、リーマンショック直後に2万ポイントだった指数は一時期10万を超えてます。約5倍です。恐らく企業の輸出が伸びているのだと思われます。

では、この国に投資をした場合の日本人は?というと、為替×株価なので以下の表になります。

うーむという結果です現地はともかく為替の影響で日本人にはリーマンショックが起きているような水準です。恐らく債券投資でもいくら高金利でも5倍にはなってないので損をしている人が多いと思います。最近ではFXのスワップポイントが高いことも取り上げられますが、どうもこれでは不安です。

経済的に成長して、株価が上昇している分を為替が消してしまっており、ちょっと落ち着かないと安易には投資しにくい印象です。

単純ですが、明日はVISTAのSの南アフリカでやってみます。