積立投資における投資信託の選び方⑤-Iバランスファンド編

大和-ダイワ・ライフ・バランス30・50

今回取り上げるファンドはこの2銘柄です、バランスファンドで受賞しています。

今回も商品性、ベンチマーク、パフォーマンス、手数料の順に見ていきます。

商品性

パワーサーチの商品性解説です、ベンチマークに連動すると書いておりパッシブ運用な事がわかります。

今回は30・50が目論見書がほとんど同一ですが冊子としては分かれています。

この目論見書の円グラフからみると、30とか50が株式の比率である事がわかります。赤字になってますね。また、日本の比率が75%、70%な所も特徴と言えます。

ベンチマーク

目論見書を参照しました。

解説箇所を掲載します。

  1. 日本株ーTOPIXー積立投資における投資信託の選び方③日本株編
  2. 日本債券ーNOMURAーBPI 積立投資における投資信託の選び方⑤-Bバランスファンド編
  3. 外国株式ーMSCIコクサイ指数(円ベース)積立投資における投資信託の選び方②全世界株編
  4. 世界債券ーFTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース) 積立投資における投資信託の選び方⑤-Bバランスファンド編

これらも今までに出てきていますね。

パフォーマンス

安値から現在までは80%程度の上昇です、一方でリーマンショック前の高値から安値までは25%程度の下落です。

こちらは安値からは2.2倍位になっています。リーマンショック前の高値から安値までは35%程度の下落です。

パワーサーチでここ3年間のパフォーマンスを見てみるとお互いまずまずの成績です、株高の恩恵と金利低下の恩恵を受けています。

目論見書で各資産の詳細を見てみます。

マザーファンドは一緒なので当たり前に各資産の数字は同じです。気になるのが債券利回りです、債券をまとめて表記しています、国内債券は恐らくマイナス利回りでしょう。

通貨は70〜75%が円なので為替リスクは限定的です。

手数料

目論見書とパワーサーチを掲載します。

かなりコストは安いですね、これだけでも良いのですが目論見書も掲載します。

ここまで信託報酬が安くて、販売手数料も無いのですが、販売会社を見て少し気になったので月報を掲載します。

もちろんネット証券は当たり前なのですが、地方銀行や大和証券も販売しています、現場の営業の人が案内しているかはともかく、窓口販売でも取り扱う動きが広がれば良いですね。

まとめ

リーマンショック前動きが月報に載っている商品は少ないので過去がわかるのでとても参考になります。

あとは、今課題の国内債券をどこまで組み込むかです。30型になると国内債券が55%なのでマイナス金利政策のうちはいいですが、日本の金利が上昇すると債券価格が下落してファンドのマイナス要因になるので逆回転しだすと困ります。

積立NISAを実施する年齢層は比較的若いので株式比率が高い50型でもいいように思えます。