各分野でどの様なファンドを積立NISAの候補にすべきか、スクリーニングの方法は前回確認しました。
今回は世界株投資のファンドからの選び方を抜き出します。
世界株ファンドのベンチマークは3つ出てきました。②全世界株編と合わせてご確認下さい。
各ベンチマークの特徴をおさらいします。
- MSCI コクサイ インデックスは日本を除いた先進国のみ
- FTSE グローバル・オールキャップ・インデックスはまさに世界ほぼ全ての株式
- MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除日本、円ベース)は世界のほぼ全てですが、時価総額の上位銘柄に絞っているのと、日本が無い
手順としては以下の通りです
- 各ベンチマークの特徴を把握
- 気に入ったコンセプトの商品を選択する
- 同じコンセプトの投信が複数ある場合は手数料比較で見る
- アクティブファンドかパッシブファンドかにも注目
です、ベンチマークを改めて一覧で確認します。
MSCI 国際 | FTSE GAI | MSCI ACWI | |
ニッセイ外国株式インデックス | 〇 | ||
SMT グローバル株式インデックス・オープン | 〇 | ||
eMAXIS Slim先進国株式インデックス | 〇 | ||
eMAXIS 先進国株式インデックス | 〇 | ||
たわらノーロード 先進国株式 | 〇 | ||
野村インデックスファンド・外国株式 | 〇 | ||
楽天・全世界株式インデックスファンド | 〇 | ||
三井住友・DCつみたてNISA全海外株インデックスファンド | 〇 |
日本除く先進国株ーMSCI国際=MSCI国際インデックス |
世界47か国約8000銘柄 時価総額98%ーFTSE GAI=FTSE グローバル オールキャップ インデックス |
世界49か国約3000銘柄 時価総額85%ーMSCI ACWI= MSCI オール カントリー ワールド インデックス |
アクティブかパッシブか
運用方針を再掲します、今回は全て「〜に連動」とか「〜の動きを捉える」のパッシブファンドでした。
ベンチマークの違い
ベンチマークの詳細は②全世界株編をご参照下さい。
そこでは以下の様にコメントしました。
- 世界の全てに投資をしてこれで終わり!にしたいならFTSE グローバル・オールキャップ・インデックス
- 日本株は別で考えるから日本株だけ外そうとなればMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除日本、円ベース)
- 日本株も新興国株も外して別で考えるとなるとMSCI コクサイ インデックス
で、対応するファンドは
- FTSE グローバル・オールキャップ・インデックスなら楽天-楽天・全世界株式インデックス・ファンドしかありませんのでこれで1つ決まります。
- MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除日本、円ベース)なら三井住友DS-三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンドしかないのでこれもこれで決まります。
- MSCI コクサイ インデックスだけは残りの6銘柄なので手数料を再びパワーサーチで見てみます。
結果、ニッセイ外国株式インデックスファンドとeMAXIS Slim先進国株式インデックスが拮抗して残りました。全く同一コンセプトで同じ手数料なので残高が多く、期間の長いニッセイ外国株式インデックスファンドを残したいと思います。
まとめ
世界株式ファンドはベンチマークが少なく、特徴もはっきりしているのでわかりやすいです。
この中で残ったファンドは
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- 三井住友DS-三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド
- ニッセイ外国株式インデックスファンド
の3つです。今後進めていく日本株、バランスファンドでそれぞれ候補を絞り最後に特徴をチェックしてまとめます。