積立投資における投資信託の選び方⑥バランスファンド編D

引き続き比較です。

④先進国株式30%先進国債券70%

  • 三井住友・DC年金バランス30
  • DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)
  • ダイワ・ライフ・バランス30

パフォーマンス

僅差ですがDCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)がトップです。

ここもどれも僅差ですがDCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)がトップです。

よってこの分野ではDCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)が候補として残ります。

⑤その他為替ヘッジ付き

  • 野村インデックスF・内外7資産バランス・為替ヘッジ型

これは資産内容でみるとeMAXIS Slim(8資産均等型)にかなり近いのですが、為替ヘッジといって、為替の影響を受けないようにしている点が他と全く違うので今回別枠で残しています。為替ヘッジはざっくりいうと日本と他国の金利の差分を低い方が高い方に支払う代わりにお互い為替の変動がない状態にする取引です。外債投資などで機関投資家がよく使います。

例えば、外債で他国が5%、日本が1%な場合、為替のヘッジにかかる費用が2%だとしたら、5-1-2=2%となり、円債の1%に投資をするよりも高い利回りが得られます。

この為替ヘッジの費用は状況によって変わります、なので時には投資商品からの利息よりもヘッジのコストが高いこともあり、信託報酬の様に委託会社などが徴収する手数料では無いですが、投資家には同じようにかかってくる費用にはなります。

ただ、メリットとしては外国株や外国債券は高い金利や価格上昇があっても為替で相殺されてしまうケースもままあるのでどうしても為替変動が受け入れられないという方には合う商品となります。

では次回は全ての候補をもう一度復習します。