天気図には以下のようにありました
- ネットサービス
- 5G関連盛り上がり
- 決済関連は先行投資費用大
5G関連のネットサービスにはどのような会社やサービスがあるのでしょうか。
Kabutanに関連銘柄一覧がありました。 https://kabutan.jp/themes/?theme=5G&market=3&capitalization=-1&stc=&stm=0&col=per
ただ、幅が広すぎてぼんやりしているのでもう少し絞り込みが必要です。
参考として日経新聞の2019年12月31日の記事を引っ張ってきました。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO53991900Q9A231C1NN1000/
- アドバンテスト 「5Gの商用化が米国や韓国などで始まり関連する設備投資が拡大。5G対応のスマートフォン向け検査装置に強い点が評価された」
- 東京エレクトロンも半導体検査装置で評価
- TDK 「5Gの基地局向け積層セラミックコンデンサーを手掛ける」
- 富士通、NEC 「基地局や通信設備の需要が拡大するとの期待感」
- エムスリー 「デジタル化の中で成長期待のある企業」
その他考えられるのはインフラ提供銘柄です。
- 基地局やネットワーク装置などのインフラ関連 NTTドコモ(9437)、KDDI(9433)、ソフトバンク(9434)、楽天(4755)
- 5Gに関連した製造用測定機器を製造しているアンリツ(6754)
- 5G基地局のパフォーマンステスト機器製造のアルチザネットワーク(6778)
- 電気通信工事のコムシスホールディング(1721)、協和エクシオ(1951)やネットワーク構築のネットワンシステムズ(7518)
この中で割とわかりやすいのがインフラ提供の大手通信事業者、基地局関連かなと思います。半導体検査装置も期待できそうです。個人的には時価総額を減らしたかんぽ生命や電通の反発とかも面白そうと思ってしまいますが、ここはテーマと違うので省きます。
ソフト面は個別で盛り上がるところが大いにありそうですが、どれが本命か全く見えません、とりあえず思惑なような気がします。
となるとNTTドコモ(9437)、KDDI(9433)、ソフトバンク(9434)、楽天(4755)、アンリツ(6754)、アドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035)あたりにしておけば外す確率は低そうです。
それぞれを四季報でみていきます。
- 時価総額 10兆円
- 売上高伸率、前期実績、微増、今期予想4%減収
- 営業利益伸率、前期実績、4%増益、今期予想、17%減益予想
- 配当利回り 4%
- PER 16.7倍
- PEG 計算せず
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携帯電話といえばドコモみたいなイメージです、ただ、業績ではやや苦戦しています。安定はしているのですが伸びる次の一手が中々見えないです。
配当利回り4%は魅力なんでここかな?と思います。5G需要で通信量が増えてきた時に再度見直してもいいかもしれません。
- 時価総額 74335億円
- 売上高伸率、前期実績、微増、今期予想2%増予想
- 営業利益伸率、前期実績、5%増益、今期予想、2%増益予想
- 配当利回り 3.49%
- PER 11.4倍
- PEG 計算せず
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PERベースでは割安な判断です、今の株価が高い印象は無いです。ドコモ同様に成長するイメージがまだ描けていないです。配当利回り3.49%は比較的高いですが、これだけだとまだ買いたい気持ちにはなれないのが感想です。
- 時価総額 71711億円
- 売上高伸率、前期実績、5%増、今期予想30%増予想
- 営業利益伸率、前期実績、12%増益、今期予想、26%増益予想
- 配当利回り 5.67%
- PER 13.4倍
- PEG 前期〜今期〜来期予想平均値 減益は0カウント PER13.4倍予想、3期増益平均13%予想〜1倍程度
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色々上場の際にあったソフトバンクですが、内容は通信大手の中でいちばんいいかもしれません、ヤフー連結の影響で数字が膨らんでおり、今後今まで通りの伸びは期待できませんが、配当利回りは魅力です。
ラインの統合効果も今後ありますし、配当を受け取りながら長期保有で十分元が取れると思います。
- 時価総額 13413億円
- 売上高伸率、前期実績、16%増、今期予想9%増予想
- 営業利益伸率、前期実績、14%増益、今期予想、40%減益予想
- 配当利回り 0.48%
- PER 59.6倍
- PEG は計算せず
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携帯電話にかかる費用が先行していて、開業後の業績は今期からなのでまだなんとも言えない業績です。
本業の売上は伸び続けているので問題なさそうですが配当利回りも低いので今から保有して待つというのも厳しそうです。
できれば株価がさらに下がるか、携帯電話の加入者数がどんどん伸びる数字が見えるか、それまで待っても良い気がします。
- 時価総額 2808億円
- 売上高伸率、前期実績、15%増、今期予想3%増予想
- 営業利益伸率、前期実績、245%増益、今期予想、1%増益予想
- 配当利回り 1.08%
- PER 26.6倍
- PEG 前期〜今期〜来期予想平均値 減益は0カウント PER26.6倍予想、3期増益平均89%予想〜0.3倍程度
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時価総額からいくと中小型銘柄の一つです。業績の伸びも良いですし、株価の上昇も頷けます。
今後も今まで同様の伸びが起こるかは注意しないといけませんが、PEG0.3倍は魅力です。2倍になる位まで継続保有していいと思います。
- 時価総額 10457億円
- 売上高伸率、前期実績、40%増、今期予想12%減予想
- 営業利益伸率、前期実績、260%増益、今期予想、26%減益予想
- 配当利回り 1.15%
- PER 22.6倍
- PEG 前期〜今期〜来期予想平均値 減益は0カウント PER22.6倍予想、3期増益平均108%予想〜0.2倍程度
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株価は既に織り込んで上昇中です、できればもう少し落ち着いた所を狙いたいです。
ただ、追加購入する事を念頭に1部は飛び乗るのも手です。この業界は一度伸びるとトコトン行くし、落ちるのも早いジェットコースターです。
PEGの0.2倍は確かに低いので検討余地ありという感想です。
- 時価総額 36676億円
- 売上高伸率、前期実績、12%増、今期予想12%減予想
- 営業利益伸率、前期実績、10%増益、今期予想、26%減益予想
- 配当利回り 2.41%
- PER 16.6倍
- PEG 前期〜今期〜来期予想平均値 減益は0カウント PER16.6倍予想、3期増益平均11%予想〜1.5倍程度
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半導体製造装置の雄ですね、ここの業績が業界全体のバロメーターとも言えます。
今期は苦戦ですが、来期以降復活が見込めそうです。
株価は来期以降の業績回復を織り込み、反応し始めています。
ここも無視はできない銘柄なのである程度抑えながらも保有しておいた方が良さそうです。
まとめ
5Gというと幅が広すぎるのが銘柄選びの難点です、なので必ず影響が大きく出ると思われる会社に絞って見てみました。
結果として配当が魅力のソフトバンク、工事が順調に進みそうなアンリツ、検査装置や製造装置の伸びが期待できるアドバンテストや東京エレクトロンが候補になりそうです。
まだテーマとして若いですし、今後は5G時代になるとソフトウェアの分野が大きく伸びると思われます。
そちらも色々みておく必要はありそうです。