各国、相次ぎ異例の手段 英中銀、政府向け直接融通
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO57951790Q0A410C2EA1000/
記事内容
①ユーロ圏各国が9日、最大で5400億ユーロ(約64兆円)規模の経済対策を投じることで合意
②欧州中央銀行(ECB)やカナダ、オーストラリアなど主要中銀は、量的緩和を決定
③国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事は「20年の世界経済は大恐慌以来の落ち込み」と警鐘
④IMFは9日、世界各国の財政出動が8兆ドルに達するとの分析を公表。世界の国内総生産(GDP)の9%分に相当
⑤財政出動は中銀マネーで支えざるをえない。
⑥FRBの総資産は8日時点で6兆1300億ドルと過去最大
⑦「今後の国債の購入額を含めると、年内に10兆ドルを超える可能性が高い」(大和証券の山本賢治エコノミスト)
感想
コロナが世界経済に与えた影響は甚大です、この様な措置を取らざるを得ないくらい経済に大きな打撃を与えていて、まだ広がっています
前々からMMTやベーシックインカム等中銀が国債を無制限に買い、市中にお金をばら撒く行為はいずれやるだろうと思ってましたがこんなに短く、しかも急速で大規模とまでは思ってませんでした、多分今の倍位に膨らむと思います
今の相場がどうなるかはわかりませんが、この政策は一度手をつけたら最後、もう戻れないと思います。マイナス金利の次はやはりMMTになりました
子孫に対して資産をどう保有するべきか、金融機関の人間としてはとても考えさせられます
というのはお金だけでは資産を守れた試しが過去に無いからです
日本も江戸幕府はデフォルトでたった150年前、明治スタートの円も価値が全く違います
つまり、明治時代からずっと円預金を貯めて来ただけでは今までインフレに負け続けてきたということになります、たまたまここ20年くらいがデフレだっただけです
伝統的には金、不動産、株式がインフレに強く、日本円の下落をヘッジする場合は外貨が加わります
ただ、これだけでいいのかはわかりません
1年くらい前に大学の恩師に疑問を投げましたが、教授も答えは無かったです
今「国債の歴史」富田俊基 東洋経済 という本を読み返してます
何か歴史にヒントがあればなぁと思ってます
記事を読んで色々考えさせられました